チャレンジわかまつ1年生。[07. まちやどrecoya 編]

こんにちは。

関目 峻行(@shirokumahut)です。

2017年の5月に神奈川から福岡県北九州市若松区へ移住。
そして、”shirokuma design hut.”を開業してからの1年間、「一般社団法人ワカマツグラシ+Partners.」の業務委託として、若松の街の中に作ったコンテンツや企画、やってきたことをコラム記事として連載していきます。

今回の記事は、北九州市若松区の街全体と宿に見立て、街で暮らすように滞在する”まちやどrecoya” 編です。
さて、この記事は以下の内容で書き進めていきたいと思います。

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-もくじ-
1. まちやどってなに?
2. まちやどrecoyaができるまで
3. まちやどrecoyaの利用料金
4. まちやどrecoyaの客層
5. まちやどrecoyaの利用方法
6. まちやどrecoya編のまとめ
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【 1. まちやどってなに? 】

「まちやど」という考え方は、簡単に説明しますと、まちを1つのホテルや宿と見立て宿泊施設と地域を繋ぐことで、まち全体で宿泊者をもてなし、地域の価値を高めようという事業です。

「まちやど」というという考え方の詳細は、「日本まちやど協会」というサイトを確認していただくとよくわかるかと思います。

一般社団法人ワカマツグラシパートナーズが運営する、福岡県北九州市若松区の「まちやど」は、街の中に以下のような役割の場所があります。

レセプション兼ダイニング = NAKAGAWA Spoil

宿泊施設① = 一棟丸ごと貸しの「まちやどrecoya」

宿泊施設② = 4軒繋がる平屋の一角「まちやどtanoji」(準備中)

宿泊施設③ = 庭付き平屋「まちやどCADONIAL」(準備中)

これらの施設をまとめた総称として「RAG  TOWN HOTELS(ラグタウンホテルズ)」呼んでいる。

上記以外に、街を歩くと銭湯やどこで食べても美味しい飲食店。
さらに、かつて石炭の積出港として栄えた名残りを体験できる海岸通りや、T字に繋がる商店街、日本の原風景を連想させる集落、とても綺麗な日本海の海、綺麗な夜景などのコンテンツが街の中にあふれている。

【 2. まちやどrecoyaができるまで 】

2階建の建物を一棟貸ししている「まちやどrecoya」。
今の状態になるまでに、さまざまな人が関わっています。

まだワカマツグラシが2人だけの任意団体だった頃、
九州工業大学の女子学生3名が「シェアハウスを作ってみたい!」と相談してきたことから、当時、空き家だった現在の「まちやどrecoya」の改修が始まりました。

女子学生3名が計画したプランを元に、地域の方々に協力していただきながらDIYで改修。
シェアハウス「recoya」として完成したのは、彼女たちが卒業する2週間程前だったそう。
2週間シェアハウスとして利用された後の「recoya」は、ワカマツグラシの活動に関わる県外出身者の住居として利用されていました。

その後、ゲストハウスとして運用するべく「簡易宿泊所」の営業許可が取得できる設備を整え、「DIY祭」で参加者の方々と床や壁など内装を整え、宿としてのアメニティや家具を設え、「まちやどrecoya」としてオープンしました。

△ まちやどrecoya 2階

「まちやどrecoya」の内装をワークショップで行った「DIY祭」については、こちらの「チャレンジわかまつ1年生。[ DIY祭編 ]」の記事をご覧ください。

チャレンジわかまつ1年生。[04.DIY祭編]

【 3. まちやどrecoyaの運営 】

△ 「まちやどrecoya」の料金表

「まちやどrecoya」の最大の特徴は、2階建の建物を丸ごと一棟借りることができることです。

1人でも一棟、2人でも一棟、最大5人まで泊まることが可能です。
一棟丸ごとなので2名までは、据え置き価格の6000円。
3人目からは1人増えるごとに+3000円。
最大5名、15000円 / 泊になっています。

お風呂やトイレはもちろんのこと、キッチン、Wi-Fiも付いています。
つまり、若松の街に暮らすように滞在することが可能になってます。

【 4. まちやどrecoyaの客層 】

2017年9月25日にオープンしてから、2018年10月現在までの宿泊者の特徴は、九州旅行や福岡県や山口県への旅行の拠点として利用される方が多くなっています。

日本の方だと、カップルでの旅行や、若松出身者で同窓会などのイベント事に参加するために利用する方。

海外だと、中国や韓国などアジア圏からの訪問者が多くなっています。
特殊な方だと、中国人グループでの利用で3泊滞在した後、熊本県や宮崎県に出かけて行き、戻ってきて2泊滞在して山口県の方面の旅行の拠点に利用されるなど、連泊だけでない利用の仕方をされる方もいます。

傾向として、グループの人数が多い程、アクティブにどこかへ出かけていき、少人数の場合は釣りに行ってみたいなど、比較的ゆったりとした旅行をされる方が多い印象です。

【 5. まちやどrecoyaの利用方法 】

若松の街に暮らすように滞在することができる「まちやどrecoya」の予約方法は、2通りあります。

[ Airbnbからの予約 ]

Airbnbのサイトを利用して予約する方法です。
2018年10月現在は、こちらを推奨しています。

Airbnb内の予約ページはこちら

[ Facebookページからの予約 ]

RAG TOWN HOTELSのFacebookページから予約する方法です。
Facebookページからメッセージでお問い合わせください。

RAG TOWN HOTELSのFacebookページはこちら

【 6. まちやどrecoya編のまとめ 】

実は、この「まちやどrecoya」に関しては、DIY祭から関わっています。
「まちやどrecoya」は、簡易宿泊所という営業許可取得のプロセスを、現在準備中の他の宿泊施設「まちやどtanoji」や「まちやどCADONIAL」とは全く違う作り方(進め方)をしています。

1番明確な違いは、「まちやどrecoya」だけが一軒丸ごとの改修ということです。

簡易宿泊所の営業許可を取るためには、保健所管轄の旅館業法、消防署管轄の消防法、そして、対象物件の面積によって変わりますが、建築審査課への用途変更が必要な場合があります。

つまり、以前の用途やいつ建てられた建物でどの時点の基準法で建てられたのかから始まり、消防法によって消防設備の設置だったり、旅館業法によって帳場を作る必要があったりと、超えなければならないハードルが少々高かったかと思います。

2018年の6月から新しい旅館業法が適応されているので、当時より多少、取得しやすくなっています。
しかし、国が出している旅館業法を元に各行政で対応内容が異なるので、簡易宿所の営業許可の取得を目指している方は、早めに相談へいくことをおすすめします。

運営部分についてですが、試行錯誤の結果、ある程度マニュアル化されていますが、簡単な業務の流れとして、Airbnbからの予約を受ける、シーツやアメニティの準備(掃除を含む)、当日に利用の仕方などを説明する対応をしています。

おかげさまで、利用者の方々には満足していただいております。
しかし、これから利用しに来る人(予約前で宿選びをしている方)には、過去にどんな人が滞在していて、どんな風に若松の滞在を楽しんでいるのかは、全く見えません。

「ここに滞在したらこんなことができるんだ」

という滞在中のイメージを持っていただく工夫をFacebookページやInstagramなどのSNSアカウントを利用して作っていくことで、利用してほしい層へ届ける必要があります。

例えば、滞在中のどこかのタイミングで宿の前やレセプション施設、街の中で宿泊者の写真を撮って載せさせていただく(その写真をプレゼントする)など、滞在者の思い出や記憶に残ること、宿やスタッフを紹介したくなる仕掛けを考えるなどなど。

まだまだ改善点があります。
「こんなことするといいよ」や「こんなことしてくれたら嬉しいな」など意見をいただけましたら参考にさせていただきます。

-終-