チャレンジわかまつ1年生。[04.DIY祭編]

2017年の5月に神奈川から福岡県北九州市若松区へ移住。
そして、”shirokuma design hut.”を開業してからの1年間、「一般社団法人ワカマツグラシ+Partners.」の業務委託として、若松の街の中に作ったコンテンツや企画、やってきたことをコラム記事として連載していきます。

 

今回の記事は、2017年5月に行われた”DIY祭” 編です。
さて、この記事は以下の内容で書き進めていきたいと思います。

 

———-
-もくじ-
1. DIY祭ってどんなイベント?
2. どんな人が集まったのか。
3. 1日でBarを作る “GURA Bar”
4. みんなで塗ったり張ったり “まちやどrecoya”
5. 瓦スツール
6. DIY祭編の考察
———-

 

 

 

【 1. DIY祭ってどんなイベント? 】

一般社団法人ワカマツグラシ+Partners.が、2017年5月20日に日本各地で活躍するリノベーション業界の関係者や、DIYに興味のある方々を集め、北九州市若松区中川町に存在する空き家に実際に手を入れたイベントです。

 

昔、火事が起きて廃墟と化している空き家を1日でBarのような設えにするというワークショップイベント。
このイベントの後、“まちやど” となる一軒家の内装仕上げをするワークショップイベント。
地域にお店を持つ方々が集結し、2日間限定のMARKETを開催した“中川町MARKET”というイベント。

 

これらのイベントをまとめた総称を“DIY祭”と名付け行いました。

 

△ イベント告知に使われたチラシ

 

 

【 2. どんな人が集まったのか。】

日本各地で行われているリノベーションスクールの関係者を始め、源じろうさん率いる和歌山チームや高藤さん率いる鳥取チームさらに、鹿児島チームなどなど西日本をメインに集まっていただきました。

 

△ “DIY祭” に和歌山県や鳥取県などから駆けつけて来てくれた方々。

 

 

【 3. 1日でBarを作る “GURA Bar” 】

2017年5月20日の10:00-20:00の間で、廃墟解体から材料集めBarのような設えを整える工事、そして、乾杯打ち上げまでを行ったイベント。

 

 

イベントで出来上がった場所は、“GURA Bar” と名付けられた。

 

日本各地プロとして建築に関わる方々が、それぞれの専門性個性を出しながら1つの場所を作る
完成後の場所のイメージは、誰も持っていない状態で前日中に集まり、現場を確認して、当日に向けて決起集会のような飲み会を開く。

 

当日、朝からなどに入って使えそうな物を集めてくる人。
ワカマツグラシの代表理事の土地や空き家からガラクタを集めてくる人など。
それぞれが準備を進め、いざ、工事開始

 

 

まずは、解体作業
残すところ減らすところ増やすところその場の判断で次々に解体作業が進んでいく。

 

 

それが落ち着くとそれぞれの本職を生かして配線工事造作工事、そしてスタイリング
こうして、夕方には工事が終わり出来上がった “GURA Bar”
片付けと打ち上げ準備が行われ、無事に1日で廃墟がBarに生まれ変わった

 

△ 施工チームお気に入りの場所でくつろぐ

 

△ GURABarの外にも人が集まる。

 

△ 夜のGURABar

 

 

【 4. みんなで塗ったり張ったり “まちやどrecoya” 】

“GURA Bar”の工事と同じ時間の中で、“まちやど” としての内装を仕上げるワークショップのようなイベントも行われた。

 

こちらの工事は、壁紙を貼ったり、塗装をしたり、床を仕上げたりするワークショップ。
講師は、夏水組の坂田 夏水 さんワカマツグラシパートナーズの代表理事であり、地元の内装工務店Active Japanの末廣 要 さんのお2人と、私、関目。

 

実はこちらも直前までほとんど何も決まっていませんでした。
決まっていたのは壁紙を貼るところ、塗装をするところ、クッションフロアと呼ばれるシートを張るところを作るということのみ。

 

まず、2人組みを作ってもらい、あらかじめ選んでおいた塗料から好きな色を2人組ができた順に選んでもらう。
と、同時に塗る場所や作業が重ならないように範囲を決めて待機。
全ての組が自分の作業範囲を確認したところで、養生の仕方や材料についての説明を行なって実際に作業開始。

 

△ 玄関横の壁面を塗るワークショップ参加者

 

塗装が終わり、夏水さんの壁紙貼りレクチャーと体験。

△ 夏水さんによる壁紙張りレクチャー

 

▽ 壁紙を貼り、コンセント部分の切り欠き作業を体験する参加者

そして、末廣さんのクッションフロアシート張りレクチャーと体験。
急遽、追加した珪藻土塗り

 

全ての工程が無事に終わり、工事前との変化に感動しながら、しばし休憩。
※もちろん作業の合間に休憩をはさんでいます。

 

ワークショップ後に家具を入れて、完成した”まちやどrecoya”をご覧ください。

 

△ 壁紙貼りの体験をした壁がアクセントになっているダイニングスペース

 

△ 参加者みんなで壁面の塗装や床仕上げを行なったベッドルーム

 

 

【 5. 瓦スツール 】

“DIY祭”に向けて準備していたものがあります。
このイベントで行われるとわかっていた内容は以下の通り。

 

・解体工事
・造作工事
・塗装工事
・クロス(壁紙)張り
・クッションフロアのシート張り
・打ち上げ

 

これに必要そうな物を準備した後、ふと、あることに気づきました。

 

「このままだと、打ち上げって立ったままだ。」

 

ちょうど、少し前に大量に発見した瓦でスツールを試作していたので、大量生産することに。
普通のスツールの高さに、ハイスツールの高さのものを加える。

 

△ 瓦スツール

 

 

【 6. DIY祭編の考察 】

施工のプロが集まった “GURABar”とDIYに興味があり参加者が集まった“まちやどrecoya”。
どちらも1日だけという時間の中で施工を行うというワークショップは、色が違いながらも時間通りに収束できたのでイベントとして成り立たせることができた。

 

ここにもう1チーム入れるとさらに完成度の高いイベントになれたように感じた。
それは、インテリア(スタイリング)チームです。

 

その理由は、ワカマツグラシパートナーズの様々な場所にある倉庫の中には、家具や照明などが保管されている。
さらに、DIY祭と同時期に中川町で開催されていた“中川町MARKET”には、花屋さんやアンティーク家具屋さんが出店していた。
そしてフリーマーケットブースも存在していたのです。

 

完成直後から1時間程で、運動会の借り物競走のように、物を借りてそれぞれの場所にフォトスポットを仮設する事で、1番見せたかった場所がさらに見栄え良くなる。
参加者の記念写真スポットができあがる事で、参加者個々人が発信する情報の中に1つ、定点観測的な時間軸の情報を入れられたのではないかと考える。

 

定点観測的な記念撮影スポットの写真がある事で「楽しかった」、「盛り上がった」、「勉強になった」の情報だけでなく、「参加できなかったけど見に行こうかな」が生まれる可能性を試してみることができたのでは。

 

2年目以降のイベント時には、その時の熱量がその後のある種の観光的な方向での継続を意識して見たいと思います。